関東平野の北部には、家屋や家族を北風から守るために裏庭に林を設けることが一般的でした。
また、春になると筍が採取できて、食料としての価値も生み出していました。
少子高齢化から、その防護林も管理が疎かになりがちです。
みなば商会では、自然の恵みを享受しやすい竹林に関して、そのメンテナンスを請け負っています。
竹林は自然の恵みを享受しやすい一方、竹の繁殖力の強さに整備が追い付かないことが問題となっています。
人工林の雑木が繁殖を妨げられ、他の木々を枯らしてしまうこともしばしばです。
竹を根絶やしにすることも可能です。ですが、これまでの竹林のメリットがなくなってしまう危険も十分に考えらえます。
やはり、バランスよく竹を伐採することで、竹林もしくは防風林の利用価値を高めることができるのです。
竹は、様々な形でリサイクルの研究が進んでいます。
従来の竹細工の材料に加えて、バイオプラスチックや紙の原料などでも利用が進められています。
みなば商会は、竹の「より身近なリサイクル」を提案しています。
伐採した竹をその場で粉砕します。
だから竹材の運搬が不要です。
竹の粉砕機の持ち込みには、軽自動車が入れる幅が確保できれば大丈夫です。
みなば商会は、お庭から伐採した竹を持ち出さず、その場で粉砕します。
このことで、竹林をそのまま整備した状態で利用することも可能になり、翌年の春に、「よりおいしい筍」を採取することが可能になります。
竹林の竹の本数を減らし、他の雑木の育成につなげたい場合は、粉砕した竹粉を雑木の根元に撒くことで、更に丈夫な木々の成長を促すことが可能になります。
これが竹のリサイクルです。